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by otogallery
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北川健次展/最新銅版画・コラージュ・オブジェ
2007年11月27日火曜日〜 2007年12月8日土曜日
〜銅 版 画 集〜
Element−回廊を逃れゆくアポロニオスの円

北川健次展/最新銅版画・コラージュ・オブジェ_b0124224_17393262.jpg
作家自身が撮影した舞踊家や彫像の写真に幾何学的な図像を重ね、物質から喚起されたイメージを表現しつつ、イメージを投影した物体として作品を提示していく。いわく「私の内なるオブセッションを、幾何学的図形に投影し、内なるイメージの深層を立ち上がらせてみようというのがテーマである。二次元のオブジェ」としての版画の意味を確立すべく、版画集という「私にとって限りない可能性を秘めた、詩想と謎を搦め捕るための危うい装置」を駆使する。8点の版画が喚起するイメージが互いに絡み合い、錯綜した一個の幻惑装置のような珠玉の版画集。
この版画集に加え、コラージュ、オブジェを併せて30点を展示、販売する。


KItagawa Kenji

1952年福井県生/74年多摩美術大学大学院美術研究科修了。在学中に駒井哲郎に銅版画を学び、棟方志功・池田満寿夫の推挽を得て作家活動を開始/75年現代日本美術展ブリヂストン美術館賞受賞/76年東京国際版画ビエンナーレ展(東京国立近代美術館)/81年リュブリアナ国際版画ビエンナーレ展招待作品/89年より「箱」を主題に立体表現も展開/90年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧し六ヶ国を巡る/93年来日したクリストよりオブジェ作品が高い評価を得るなど、わが国の銅版画とオブジェの分野における第一人者的存在。版画、油彩画、オブジェの他に写真、詩、美術評論も手がける。鋭い詩的感性と卓越した意匠性を駆使した作品は美術の分野において独自の位置を占めている。著書に『「モナ・リザ」ミステリー』(新潮社)『死のある風景』(久世光彦との共著・新潮社)他。
この秋、パリで出版される詩人アルチュール・ランボーをモチーフとした美術作品についての研究書『Le regard bleu d'Arthur Rimbaud』にも銅版画作品二点が掲載。ピカソ、ブラック、ジャコメッテイ、マックス・エルンスト、ジャン・コクトー、メイプルソープといった作家たちと並んで収録される。

by oto-gallery | 2007-11-27 16:33 | 過去の展覧会 | Comments(0)
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